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ハイパワー工学研究室 腰塚 正 教授

電力・電気機器電子情報システム

電流遮断現象の研究

スマートコミュニティなど、エネルギーシステムは大きく変わろうとしています。しかし、各家庭にあるブレーカを見ても、電気を切るということにはまだまだわからない事がたくさんあります。特に、変電所で用いられる大きなブレーカは、図1のような構造になっており、高速流体中のアーク放電を用いて電流を切ります。しかし、アーク放電にはわからない現象がたくさんあるため、電流遮断に関わるア―ク現象、回路過渡現象について研究しています。
例えば、TRVの零点に関する研究では、TRV計測における不確かさを議論する際にTRVの零点を明確にする必要があります。低電圧での測定から零点を明確にし、不確かさの理解を進めていきます。
また、変圧器の高周波特性に関する研究では、電流遮断時の変圧器の特性が大きく関係します。高周波における変圧器の特性を明らかにしていきます。
これらは、世界的にも注目される内容であり、成果を世界に発信していきます。

腰塚 正 教授

図1 大容量遮断器(ブレーカ)の構造と電流遮断の様子

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