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交通電気工学研究室 渡邉 翔一郎 准教授

電力・電気機器

理論と実験を通じた
交通システムの電気制御技術の研究

 交通電気工学研究室では「理論と実験、そして産業応用へ!」をスローガンに、ヒト・モノを効率よく運ぶための交通システムの電気制御技術を研究しています。
 理論研究で様々な交通モード、特に電気鉄道を中心に、シミュレーションによる電力解析を実施して、電車を省エネルギーに制御する方法や、簡略化した設備で効率よく車両を制御する方法を研究しています。図1はシミュレーションによって、ある駅間を最も少ないエネルギーで走行する運転パターンを解析した例で、これを省エネルギー運転と呼びます。この省エネルギー運転は、近年、産業分野から注目を集めており、自転車や自動車による簡易な模擬実験から、図2のような実際の鉄道車両を用いた試運転実験まで幅広く取り組んでいます。
 産業応用とは、工学研究の成果を実際のシステムに応用し実用化していく研究を言います。実際に、交通電気工学研究室が提案する方法論の産業応用化に向けた具体的な議論が進んでおり、他大学や企業、鉄道事業者、研究機関との共同研究も積極的に進めています。

渡邉 翔一郎 准教授

図1 省エネルギー運転手法の適用による運転曲線の変化

図2 衛星測位データ測定の様子

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