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高電圧・電力工学研究室 日髙 邦彦 教授

電力・電気機器電子情報システム

持続可能な社会の実現に向けての
高電圧・電力工学の挑戦

 高電圧・放電現象はいつの時代も神秘的な魅力を提供してくれます。これを解き明かすことによって、ナノメータの電子デバイスの作製から数千kmの電力輸送ネットワークの構築、更には地球規模、宇宙規模の環境問題に対して、絶えず有効な原理や技術を創出し続けています。このような広範な学問領域を究めるべく研鑽を積んだ人は、社会のどの分野でも活躍できるポテンシャル持つことができるでしょう。このような理念に基づき、高電圧・放電現象を対象として、次のような幅広い研究テーマに挑戦したいと考えています。
(1) スマートセンシング手法の開発検討:計測は、高電圧電力分野における基盤技術の一つです。東京大学とも連携し研究を進めています。
(2) 高電圧・放電現象の解明、スマート電気機器開発の検討:社会の要請に応え得るスマート電気機器について、腰塚研究室とも連携し研究を進めています。
(3) ITを活用した電気電子材料開発の検討:電気電子材料における種々の特性を、量子論に基づいて評価することが進んでいます。東京大学とも連携し研究を進めています。

日髙 邦彦 教授

図1 オプトエレクトロニクスを活用した高電圧現象計測

図2 シャックハルトマン型レーザ波面測定法を用いたアーク放電中の電子密度測定

図3 20万ボルト急峻方形波高電圧発生器(立上り時間:16ナノ秒)

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