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電気電子機器研究室 宮下 收 教授

電力・電気機器電子情報システム

電子制御を中心とした電気機器等の研究

 当研究室では、電気電子機器の解析や制御を中心に研究に取り組んでいます。電気電子機器は電気を応用するときのパワーの担い手で、家庭電化製品や情報機器、一般産業の生産機器の重要部分です。また、その電力を使用者の希望する形(例えば、交流から直流)に変換する電力制御技術は、パワーエレクトロニクスや制御工学、コンピュータをはじめとする電子情報制御回路などにその基礎を置いています。さらに、各機器は、人間が使う道具であることも多く、人間にとって使いやすい装置であることが重要です。そのため、当研究室では、福祉工学や心理学の立場から人間の認知・学習・計測などに関する研究も行っています。
 具体的なテーマとして、(a) 電気機器の解析、シミュレーション、制御方式の開発、 (b) 高力率整流器(下図参照)の開発、瞬時無効電力補償と高調波除去のためのアクティブフィルタの開発、さらに、(c) 人間適応型メカトロニクスの福祉工学および実験心理学への応用研究、などがあります。

宮下 收 教授

電源電流を正弦波化する三重高力率整流器

図の(a)は電源電圧です.(b)は電源電流で、わずかな脈動がありますが、電源電圧と同じ形に見えます(電圧と同相で、力率はほぼ100%です)。(c)(d)(e)は各コンバータ部の電流波形です。(f)は出力電圧(直流)です。

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